乗鞍岳 バックカントリースキー


乗鞍岳 バックカントリースキー

日付:2013/04/13(土)

天候:快晴

参加:高橋(CL)、重盛(SL)、塚越、梅田(投稿)

行程 :

休暇村乗鞍高原駐車場 06:30 ~ 三本滝 07:30 ~ ゲレンデトップ 07:50 ~ 位ヶ原 10:00 ~ 肩の小屋下の避難小屋 10:30 ~ 朝日岳と剣ヶ峰の間のコル(板をデポ) 12:30 ~ 剣ヶ峰 13:00 ~ デポ地点へ戻り滑走開始 13:40 ~ 駐車場へ下山 15:30

写真 <https://picasaweb.google.com/110771324764284100517/2013033031_>


05:45ぐらいに車から起き出し、06:30から先週で2013年の営業を終えたスキー場を休暇村の駐車場から登り始めました。軽い新雪が5cmぐらい積もっています。既に数人が登っていてゲレンデにトレースがついていました。天気は雲ひとつない快晴。無風。気温はこの時期にしては寒く2℃。
他のメンバーがみんなスキーと言うこともあり、今回は4年か5年ぶりのスプリッドボードを持ってきました!愛してやまないゲンテン君は今日はお留守番です。山岳会にはボーダーがいないので、これからスプリッドボードが活躍する機会が増えそうなので今回は練習でした。
1時間ほど登って、三本滝駐車場へ。除雪車がゲレンデを切り裂くように車道の雪を押し上げていたので、途中で4回板を脱いだり履いたりしました。




てっきりゲレンデが開いていると思っていたので、リフトの下を登っていくのは予想外でした。日差しが後ろから照りつけてかなり暑かったです。いつもと違い、スプリッドボートのついた足が重く、ペースが上がらずいつも最後尾でした。既に股関節が痛い…




肩の小屋の下のほうにある避難小屋には10:30頃に着きました。さすがの塚越さんと高橋さんは余裕な感じです。雪山マイスターな重盛さんも余裕の笑顔でした。



それにくらべて自分は既にふくらはぎが痛く、スキー組の3人からはかなり遅れて到着しました。見上げる山頂は真っ白、空は真っ青でまさに冬の山に来た感じがしました。とても開けたところでまるでファミリーゲレンデのよう。雪は程よくしまっていてとても安定した感じでした。摩利支天岳と朝日岳、剣ヶ峰の間のコルにも雪庇は見えず良いコンディションでした。ただ、コルから雪煙が吹き上げていて稜線は風が強そうでした。コル下のユルイ谷を滑るのが良さそうですが、左側は太陽の光が反射してカチカチそうです。ココは避けるべし。


塚越さんはビンディングの調子が悪く、歩行モードに戻らなくなりココにデポしてズボ足で登り始めました!担いでいくべきだったと大後悔…
途中謎の○○○前進の登山隊を横目に見ながら高橋さんと重盛さんはグングン登っていく。既にヘロヘロの自分は帰りの筋力を残すことを考えながら一歩ずつゆっくりと登りました。

傾斜がきつくなり、風でギザギザに削られた雪と硬い雪が交じり合う斜面を切り返しながら登っていく。途中でスキーアイゼンを付けました。これが良く効いてかなり登りが安定しました。斜面で装着するときは板を流してはいけないので、かなり緊張しました。



ようやく朝日岳横のコルへでました。予想よりも風が強くてかなり寒かったです。ココに板をデポして山頂まで歩いて行いきます。



軽い!板が足についていないとこんなにも軽いのか!山頂の剣ヶ峰までは筋肉痛を感じながらも良い感じで登れました。既に塚越さんは鳥居の中で手を振っています。
3025mの剣ヶ峰に到着!こんなにも登りで疲れたのは記憶にありません。ここ最近の運動不足性もあるのでしょう。山頂も雲ひとつない晴天。風は強し。はるか遠くの山々も白くはっきりと光っていて気分は最高です!これぞ冬山の景色。澄んだ空気は夏山では見えません。少し休憩、塚越さんは恒例?!のビールでエネルギー補給。



デポした地点へ戻り、滑走準備♪シールを剥がしスプリッド合体。久しぶりだけど、忘れてない動作。ありがたく先頭を滑らせていただきました。


が、2ターン目で尻もち。カリカリとモナカな雪の境界に足が引っ掛かりバランスを崩す。気を取り直してボーダーらしくスピードのある浅いターンでダイナミックな滑りを心がける。ボーダーらしく横乗りの姿勢も意識してみた。しまった雪にボードが10cm~15cmぐらい埋まる感じで、この時期にしてはなかなか良いコンディションでした。



テレマークの重盛さんもテレマーク姿勢をバッチリ決めて…あ、転んでる!板を買って2回目の高橋さんも…あ、転んでる♪ゲレンデではけして無い独特の山の雪質には苦労します。



止まらないように一気に避難小屋までスピードを付けて滑りました。あんなに苦労して登ったのに、気持ちのいい時間は一瞬で終わってしまいます。でもみんな良い笑顔です。少し残念な塚越さんとここで合流して、ゲレンデを下ります。振り返ると他にも魅力的なラインがいっぱい見えます。





ゲレンデは多くの人の滑った後でザクザクのボコボコ。ベテラン塚越さんは安定した滑りです。途中からはザラメに変わりました。



2時間かけて、駐車場へ戻ってきました。お疲れ様でした。
初の乗鞍岳は久しぶりのスプリッドボードと言うこともあって、体力&筋力的にかなり大変なツアーになりましたが、天気も雪面も安定しておりとても楽しめました。皆さんありがとうございました~

★うめてつ

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