阿弥陀岳 北稜

日付 2012/12/22・23(日月) 天候 晴れ 参加 簑島(CL)、大野(投稿)



前日まで忙しい日が続いていた為用意が当日の朝となり、8:30に家を出て美濃戸駐車場に着いたのは12時を過ぎてしまいました。さすがに3連休のため駐車場はいっぱいで、もしや空いてない?と不安がよぎり受付で尋ねたところ、バスが回るところだけれど、ここにと最後の1台と思われる場所を確保。ほっとしたところで準備にとりかかりました。
以前来た時は美濃戸山荘近くの駐車場まで来たので、行者小屋までそんなに遠い印象がなかったのですが、とにかく長く感じました。荷物も重いし。駐車場の状態を見てテン場も混んでいるのだろうと思っていたら結構な数の下山する人たちにすれ違い、前日よりはましなようでした。 さっさとテントを張るもやはり手が冷えてしまい、すぐにテ ントの中で手を温めて、血が通うときにすごい痛みを感じ、しかも足がつり2人で痛たたたたぁ~と連発しておりました。天気も良かったので夕焼けの写真も撮りたかったのですが、手を温めている間に日が暮れてしまいました(着いてすぐに何枚か撮っておいてよかったぁ)。そう言えばその日は1年で一番日が短かった。
行者小屋から大同心小同心
 さてさて、即席で準備して出来てしまうと忘れ物が多いものです。ちょこちょことしたものならどうにかカバーできますが、コッヘルを忘れるとどうにもならない。。。 隣のテントに好青年の団体(大学の山岳部?)がいたのでお鍋を1つ借りてどうにか夕飯にありつきました。感謝です。 実は、いろんなことを考えてしまいました。こんな手で本当に登れるのだろうか?しかもこんなに足がつって途中で動けなくなったらどうしよう、混雑して待ち時間に体が冷えてしまったら。。。しかし明日は絶好の天気みたいだし、こんなチャンスはないだろう。。。etc
翌日は予想通り晴天無風! のんびり7:30に出発。どうやら一番最後の出発? 雪は膝くらいまでありましたが、トレースはしっかりあったので特に問題なし。ジャンクションピークを過ぎて雪稜+潅木帯。これが結構急坂でしたが、木につかまりながらどうにか前進。しかし、あと少しのところでちょっと滑り、怖くなってロープを出してもらうが、木に引っかかって届かず。3度目でどうにかキャッチ。何度も挑戦していただきご苦労であった。
 
潅木帯前の雪稜(トレースあり)
潅木帯を過ぎたら視界が開けて、北アルプスからそして富士山もこんにちは。冬山は無理だと諦めていたところにこんなにパーフェクト天気無風で手の冷えもなく、日頃のひざの痛みもなく、しかもこの景色で、なんだか涙がこぼれてきて、てやんでちくしょーという感じでした。
そして岩峰1ピッチ目40mに出くわし、順番待ちもなくグローブをしてのロープワークも練習していたので、難なく突破。ピッケルをたくさん使いました。岩峰2ピッチ目40mは結構好きかもという感じで楽しく登りました。その後のナイフリッジ。雪があまりない方なのでこんなのはぜんぜん怖くないと言われてもやはり弱腰。お決りのへっぴり腰でどうにか突破しました。2ピッチ目終了後少しして一般道と合流。頂上の南風(強風!)はここでは全く影響もなく、この斜面からの景色はなかなかよかったです。
富士山!
 
逆光ですが。。。富士山と一緒
とりあえず頂上で記念写真を撮り、赤岳は行かず下山しました。途中赤岳山荘でビールとホットミルクで一息つき、暗くなる前に駐車場へ戻りました。近くのもみの湯(http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/mominoyu.html)に5時数分前に着き、なんと5時からは¥300!!! おすすめのいい湯でした。

今回、今までにないくらいの恵まれた天気で、感謝感謝の山行でした。そして相棒、ありがとさん。

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