2017.7.15 奥秩父 丹波川本流



泳ぎの沢日和という言葉がぴったりの天気の中、
涼を求めて丹波川本流へと行ってきました。


日付 2017/7/15(土) 天候 晴れ 参加 ガンマー(CL)、山口(投稿)
行程:三条新橋駐車場11:12-11:38手取淵-11:50胴木滝-12:53丸山入道淵-13:46銚子滝-13:56青梅街道-14:41駐車場


当初は竜喰谷の予定だった。
3連休初日の渋滞にハマってしまい一之瀬林道付近に到着したのが、すでに11時近く。更に、一之瀬林道への道は廃道になっているので(橋崩壊)、犬切峠経由で石楠花橋へ向かわなくてはならず、時すでに遅し。
軽い沈黙の末、ここからすぐに入渓出来る丹波川本流へ転進することになった。

丹波川のトポ今回持ってきてないけど私は先週来たばかりなので脳内に入っている。

脳内に何も入ってなさそうな顔だが、カメラの撮影タイミングを故意にズラされたからであって、今日は私に任せてほしい。
ってわけで転進遡行スタート。

1週間ぶりの丹波川。
丹波川は、いつ・誰と来ても120%最高だと確信。
先週来た時より水量は若干多めか。

少しのゴーロ歩きを終えると現れる最初の白泡たつ滝は左から巻く。


犬戻り、坊主淵

最初の泳ぎのポイント。
入渓して15分くらい。早速足がつかない♡

これらは左岸からへつって泳ぎ。
岩壁にはヤゴ?よく分からないけど桜エビみたいな質感の虫が大量にへばりついている。
入渓してくる沢ヤたちに潰される運命。


手取淵

丹波川本流の核心と言われる手取淵。すっっごい賑やか。
幅2mの狭いゴルジュに白泡波立つ激流が流れていて、ホモ・サピエンスが泳ぎで突破することは不可能。
なので頑張って左岸をへつるわけだが、今朝の圏央道の渋滞よろしくな状態がここでも発生していたので残念ながら巻くことにした。

左岸上のしっかりした巻道。
私は先週楽しくへつれたので早川さんにもへつってほしかったが、残念。
先行PTたちの楽しそうなへつり音声を聞きながら巻き。

ちなみに手取淵は左岸に残置スリングとハーケンが2箇所くらいに打ってある。
万が一へつりに失敗しても白泡うねる激流の中で洗濯されながらスタート地点に戻るだけなので安心してほしい。

手取淵からはしばしの歩き。
せっかくなのでスクラム組んだり渡渉の練習をしてみたけど、、、ちょっと練習が必要だぞこれ。


胴木滝

デカい釜を持つ胴木滝。左岸にはトラロープあり。
泳いで滝へ取り付き、左から。
前回は水流際を攻めすぎて身動きとれなくなり、お助け紐で盛大に釣り上げてもらったが、今回目の前には頑なにお助け紐を出さない早川さんしかおらず、自分で活路を見出さざるを得なかった。
壁沿いはしっかりしたホールドがあったのでなんとかフリーで。


早川さんも丹波川にご満悦の様子。

ただの河原歩きですらとても気持ちがいい。
私は命の危険を感じることが沢ではしょっちゅうあるのだが、(水量にもよるが)丹波川は難しいところはないので同じような初級者にヒジョーにオススメしたい沢である。

青梅街道が常に横を走っていたりと、ストリートゴルジュ感満載。
いつでもエスケープ出来る安心感と、少し薄まる非日常感。


3時間という短い遡行の中で、水と触れ合う機会は割りと多いので防寒対策はしっかりしておきたい。前回今回一緒に遡行した男性陣は脂肪の薄さもあってかブッッッルブル震えてた。

 ここの大岩は直登出来ずそれぞれ好きなところから巻いた。

適当なところから。


丸山入道淵

入渓して1時間半くらい。まっすぐ伸びた淵が美しい、穏やかな流れの丸山入道淵。つってもいい塩梅の流れがある。
前回なぜかトポを無視して左岸から突破しようと1時間水中で粘った結果、丹波川の清流を死ぬほど飲んで敗退。おかげでゲップと震えが止まらない中、恐怖の巻きをした苦い思い出が。

今回はトポ通り右岸から。
”必死に泳いだけどダメで、溺れながら戻ってくる早川さん”を見てみたかったので先に行ってもらう。



普通に突破してった。


えっ。


なんかねー、壁から離されないように立ち泳ぎをしながらホールドに指引っ掛けて進んでいって、途中左岸に移ってあとはラッコ泳ぎなりバタフライなりお好きな泳ぎで簡単に突破出来るみたいです。

四苦八苦してほしかったんですけどね?
結局その後私一人だけ丹波川のおいしい清流をいただくティータイムが始まってしまったがなんとか上記の方法で突破。

とりあえず宿題は片付けたのでグー。アドバイスありがとう。ぅっぷ。。


一之瀬川との分岐。右が一之瀬川本流、左がおいらん淵。
時間がないので左へ。

 銚子滝

分岐を左へ行くとすぐに最後の8m滝が現れる。ここは右岸から。
水流多く、取り付いた一瞬で沢ゲイターがくるぶしソックスみたいになってしまった。

早川さんも続く。


おいらん淵 

丹波川を遡行していると砂金?がそこらじゅうにあるのが目につく。
この地に金山があるから花魁がどうのってやつで、詳しくはウィキペディアで。そのおいらん淵をバックに記念撮影。
心霊スポットとして有名みたいで、んな馬鹿なって感じだが、翌日生まれて初めて金縛りを経験しちゃったナイーブな人間がここに。

疲れてんのかなぁ…憑かれてんのかなぁ?

おいらん淵の横を適当に上がり、廃道へと出る。
そのまま青梅街道へ合流。

「今さっきまで大自然の中を歩いてきたのに何でこんなフェンスの切れ間を通らなくちゃいけないんだよ」と愚痴る早川さん。

フェルト付き地下足袋の足跡は動物可愛い。

青梅街道に合流してからは、遡行してきた丹波川を見ながら3〜40分の歩きで駐車場へ。胴木滝なんかもしっかり見れて楽しい下山だった。



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