2018.2.10-12 米子不動 阿修羅・コブラ アイスクライミング

日付 2018/2/10-11(土日) 天候 晴時々ガス 参加 穴井(投稿)、他1名 アルバム:https://photos.app.goo.gl/c5MPCCT4OF0I0XmH2

米子不動アイスの1日目と2日目。
穴井・Kさんパーティーで初日は阿修羅(Ⅵ級)、2日目はコブラ(Ⅵ級)を登りました。

コブラ(100m) ルートグレード6級下 ピッチグレードⅥ級 (右の氷瀑)

 初日のアプローチ林道は3週間前に来た時より積雪があり、途中でチェーン装着するもスタックやチェーンが外れて悪戦苦闘。車高の低さも相まって腹を擦りながらなんとかゲート手前まで辿りつく。ゲート手前から出合橋BPまではスノーシューでアプローチ2hほどかかった。
阿修羅(85m) ルートグレード5級 ピッチグレードⅥ-~Ⅵ級 

テント設営後、大沢エリアに6人で向かう。ラッセルで1hほどで不動戻しに向かう4人と別れ、自分とKさんは阿修羅(Ⅵ級)にトライ。
 1P目 穴井リード 見上げると45mほどのヴァーティカルが続き、初日から胃が痛い。14:00登攀スタート。
下部のスカートを登り、氷柱部に取り付く。固い氷柱に出来立てのつららが集合体となってまとわりつき氷質は悪く感じた。何とかパンプに耐えながら30mほどフリーで登るが傾斜が緩まる手前で足が抜け2mほど痛恨のフォールをかます。ロープが引っ掛かったせいか、サレワスクリューの樹脂ハンドルが折れてしまった。レストの後、15m登り、ハンギングビレイしてKさんがフォローで登る。
 2P目 Kさんリード。途中でレストを入れつつ慎重に登り30mほどで落ち口まで抜けていった。暗くなり始めたころにビレイ解除のコール。夕闇が迫る中、急いでフォローで駆け上がった。
17:30過ぎに3時間半でトップアウト。山並みの向こうにぼやける須坂の夜景を眺めつつ下降。初日から残業でアイスを満喫できた。

 2日目 テン場で黒滝エリアに向かう4人と別れて龍神エリアに向かう。沢を500mほど詰めるとアナコンダ(左)とコブラ(右)が落ちる。写真で眺めていた以上にスケール感があり、迫力に圧倒された。
 先行してラッセルしてもらった他パーティがアナコンダに取り付くのを眺めつつ、ゆっくり準備を済ませて、登るラインをKさんと確認し、いよいよコブラにトライ。
 1P目 Kさんリード 被った氷柱を避けるように真ん中から左の際をミックスを交えて登る。所々が被ったクラゲ状が悪いようで左の岩にステミングを駆使して突破していく。1時間ほどで50mほど伸ばしてもらい左の壁際のビレイ点まで。
 2P目 穴井リード ビレイ点の氷柱の左裏側からカンテを抱きつくように飛び出して右上。カンテから出ると見た目と裏腹にヴァーティカルが続く。慎重にフリーで登り傾斜の緩いテラス状まで30m。ロープの残りを考えると2ピッチで抜けられそうだったが、落ち口が見えないので念の為、ピッチを切った。Kさんも核心でテンションが入るが順調にフォローで登ってきた。2ピッチ目当たりからガスに多少雪が混じり、風も出てきて寒かった。

3P目 Kさんリード 傾斜の落ちてくる氷を落ち口まで25m。さらに雪壁を20m伸ばして灌木のビレイ点まで。最後のマントル返しが少し悪かった。登攀時間は4時間半。個人的には3ピッチを通してフリーで登れて自信に繋がるクライミングになりました。


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